今月の Software Design : 2013/05 (その6)

 「今月の Software Design 」の5月号の投稿の第6回目です。

 今回はお馴染み、後ろの方の濃ゆい記事についての要約と感想です。フォーマットはいつも通り以下の通りです。

 

○ 記事のタイトル
( 1 行目 ) 記事の要約
( 2 行目以降 ) 感想

 

○ Linux カーネル観光ガイド

 GNU/Linux 3.9 に入った新機能のうち Intel PowerClamp とその関連機能について解説しています。まず Intel PowerClamp について解説する前に、APICAPIC によって操作可能な電力状態について解説しています。そして、CPU の電力消費を積極的に抑える Intel PowerClamp について、各種パラメータとそれらによってどのように省電力が行われるかといった仕組みについて解説しています。

 

○ IPv6 化の道も一歩から

 IPv6 でホスト間通信をするための各種機器の設定についてのお話です。具体的には、IPv4IPv6 を併用するデュアルスタック環境を構築するためのルータの設定とホストの設定、そしてルータ・ホスト間の疎通確認と、IPv6 によるインターネット接続の確認について触れています。また、デュアルスタック環境を構築する際における IPv6 設定の注意点についてもごく簡単に紹介しています。

 

○ Monthly News from jus

 jus の勉強会にて、ソーシャルゲーム業界大手のグリーが Jenkins を導入したよという発表について取り上げています。まず Jenkins とは何か、CI とは何かについて簡単に紹介した後、(やや政治的に)上手いこと導入するためにはどうすればいいかや、どういう構成をとれるかといった話を取り上げています。

 いっぽう Trema は Travis を導入した。

 

○ Hack For Japan

 今年の 2 月に世界 34 ヶ国 100 都市で同時開催されたオープンデータに関するカンファレンス「International Open Data Day」についてと、東京開場で当日開催されたハッカソンについてのレポート記事です。まず冒頭で「International Open Data Day」とは何なのかということを紹介し、東京開場ではどんな人が来て、どんな事をやったかについて紹介しています。

 東京開場には経産省の役人やら、財界人、そしてメディアの人間といった人が集まったそうですが、何かの匂いがプンプン漂ってきます。

 以前からこの記事 (Hack For Japan) ではオープンデータについて取り上げていましたが、まさかこんな一大ブーム(それも世界規模なムーブメント)になっているとは知りませんでした。