今月の Software Design : 2013/04 (その1)

 「今月の Software Design 」の4月号の投稿の初回です。

 今月の回は諸事情で、感想は特に気になったもの以外は省略して書かせてもらいます。

 それでは「はんだづけカフェなう」と、第一特集の3つのパートについて、要約と感想を以下のフォーマットで書いてゆきます。

 

・記事のタイトル
( 1 行目 ) 記事の要約
( 2 行目以降 ) 感想

 

○ はんだづけカフェなう

 ARM プロセッサを搭載したマイコンボード mbed について概要、価格、開発環境やライブラリについての話から、デバック環境についてをザッと紹介しています。最後に i.MX ファミリのプロセッサを搭載した新機種についての紹介をしています。mbed の売りとしては、手軽に素早く ARM プロセッサプログラムを作って動かせることみたいで、そのためにオンラインの開発環境を提供しているみたいです。

 

○  第一特集① :リビドー駆動プログラミング学習

 プログラミング未経験者を対象としたプログラミングを学習するためのきっかけ作りのお話。ここでは、リビドー駆動プログラミング学習ということで、自分の(動物的な)欲求を糧としてプログラミングをはじめるという話をしています。具体的には、エロサイトからエロ画像やらエロ動画やらをかき集めるスクレイピングツールを作ったお話や、ニコ動や YouTube の動画を引っ張ってくる処理を行うスクリプト。そして、好きなアイドルのブログや SNS のアクティビティをウォッチするスクリプトなんかを通してプログラミングを頑張ったという体験談を紹介しています。

 ちょっと凄い記事です。こんなぶっ飛んだ内容を書こうと考えて、実際に書く著者もそうですが、この内容を通す編集も凄いです。というより読んでいて少し心配になります。

 

○ 第一特集② : 美容師の世界からプログラマ

 美容師出身の女性プログラマ美容師を辞めてからプログラマになって成長してきた話を紹介しています。20歳からプログラマとして生き始めてからは、プログラミングはおろかタイピングすらおぼつかなかったのが、会社の先輩社員の教育もあって、Mashup Awards 6 で特別審査員賞を受賞するなど目覚しく成長し、遂には Shibuya.pmYAPC::Asia で登壇するまでになるとか。

 新人プログラマの成長の遍歴がよくわかる記事です。またわずかのうちにこんなデキる人間になるなんて凄いです。マッシュアップアワードへの投稿もですが、特に YAPC のような公の巨大カンファレンスで発表するのは、なかなか出来ることではありません。

 

○ 第一特集③ : タワレコ店員からエンジニアへ

 タワーレコードの店員からエンジニアに転向した人のエピソードとこれからエンジニアになる人間への心構えや成長するためのアドバイスなんかをいくつか紹介しています。具体的には、勉強会に参加して自分の無力さを体験し、また人とのつながりができたというお話や、OSS でリリースする事による達成感なんかについて紹介しています。